南部地区で春ばれいしょ出荷協議会を開催
2018-04-11

 南部基幹営農センターは南島原市内で4月6日、平成30年産春ばれいしょ出荷協議会を開きました。出荷計画と取扱要領などについて協議しました。

 同センター管内では、生育初期の1月下旬と2月上旬、最低気温が0℃以下となる日が例年の2倍近い17日間もあるなど低温が続き生育が遅れました。特に、温暖な気候を活かし早植えを行っている同市口之津町の早崎地区などでは霜害などの被害がありました。2月下旬以降は気温が上昇し前半の遅れを取り戻したものの、5月以降に出荷が集中する心配も残っています。

 協議会には、農家、島原振興局、JAら200人が集まりました。JA全農ながさきが産地情勢を、関係市場10社がそれぞれに市場情勢の報告を行いました。JAは栽培面について、降雨量の増加と気温の上昇にともない疫病の発生が予想されることから早めの防除を呼びかけていました。

 酒井光則部会長は、「恵みの雨が降り今後の生育が期待されるが、一方では価格の低迷が気にかかる。このような時こそ、組織の力、系統の強みを活かして有利販売ができるよう一緒に頑張っていこう」と挨拶しました。

 6月末までに前年並の7000㌧の出荷を目指します