春カボチャの栽培、増える
2015-03-30

吾妻地区営農センターで2月末から、春カボチャの定植が始まりました。今年産は、栽培農家が2人増えて33人に、栽培面積は前年比114.3%の4ヘクタールを予定しています。重量野菜ではあるものの、栽培方法や果実の取扱が比較的安易で一定の価格も見込めることから、今後も増える可能性があります。

 雲仙市吾妻町の谷崎正文さん(56)は、20アールで栽培しています。昨年の15アールから5アール増やしました。「2回に分けて定植する。今年は面積を増やした。強風対策をしっかり行い、いいカボチャを出荷したい」と話しています。

 定植は、ハウスもので2月末から始まっていて、全体の6~7割を占めるトンネルもので今月10日過ぎから行っています。べたがけものは20日前後から、露地ものは4月上旬に行います。

 収穫は6月中旬になりそうで、出荷は7月上旬からになる見込みです。センターの大久保俊営農指導員は、「今後は、気温の上昇とともにトンネル内の温度が高まってくるので、換気に注意して欲しい。4月以降は、肥培管理、防除について現地検討会を行いたい」と話しています。