ソラマメ現地検討会
2015-02-23

吾妻地区営農センターは2月9日、雲仙市吾妻町内でソラマメの現地検討会を行いました。農家、JA職員ら20人が集まり、生育を確認し、今後の対策について検討しました。

 今年産は、農家35人が3.5ヘクタールで栽培しています。圃場では、トンネルもので草丈40~50センチ、露地もので30~40センチ程度に生長していることを確認しました。寒波の影響で、葉が霜焼けを起こした圃場が見られました。これらについて、センターは「霜焼けの程度は深刻ではなく、数日で回復できそう。樹の生長も順調で、今のところは特に問題はない」としています。現地を巡回した後、吾妻支店で検討会を開き、早めの病害虫防除、霜対策、肥培管理などについて申し合わせました。

 一時は7~8ヘクタールまで面積が増えましたが、農家の高齢化などを理由に減少してきました。センターは、手間はかかるが収益性があり軽量で取扱いが楽なことなどをアピールし、農家に栽培を推進してきました。今年産は、ほぼ前年並みにとどまっています。

 出荷は4月20日ごろからで、連休にピークを迎え、約45トンの出荷を見込んでいます。センターの大久保俊営農指導員は、「ここまでは順調に育っている。気温が上がってくると、病害虫の被害が増える。早い段階で食い止められるよう防除を行い、高品質なソラマメを出荷しよう」と呼びかけていました。