春カボチャの栽培が増える
2015-01-30

吾妻地区営農センターは2月末から春カボチャの植え付けを始めます。[pagebreak]今年産は、栽培農家が2人増えて33人になり、栽培面積は前年比114.3%の4ヘクタールまで増える見込みです。1月19日にセンターが開いた栽培講習会には、農家20人以上が受講していました。今後も、面積拡大について農家に働きかける計画です。

 センター管内では、古くから春カボチャの栽培が盛んに行われています。農家の高齢化や担い手不足などの懸念はあるものの、比較的安定している価格も手伝って栽培が続いています。ここ数年は、価格低迷が心配されましたが、昨年産は数年来の高値で販売されたこともあり、農家の士気が上がっていました。

 栽培講習会では、圃場の準備、施肥、畝作り、定植、初期の樹の仕立て方などについて、種苗メーカーや営農指導員が講習しました。定植は、ハウスもので2月末から、全体の6~7割を占めるトンネルもので3月20日前後、べたがけもので4月上旬に定植を行います。

 収穫は、5月下旬から6月中旬を中心に行い、出荷は6月末からの予定です。センターの大久保俊営農指導員は、「作柄も良く高値で販売されれば、農家の気持ちも高まる。営農指導を徹底し良品生産に努めると共に、面積は今後も継続的に増やしていきたい」と話しています。