「ゆめのか」営農指導員らが出荷目揃い会
2014-12-02

当JAは11月18日、雲仙市国見町のJA国見支店で、イチゴ「ゆめのか」の出荷協議会及び目揃い会を開きました。JAの営農指導員、販売担当者、関係市場ら約30人が参加し、出荷規格等について検討しました。農家を指導する営農指導員と販売担当者の目を揃え、意識の統一を図るとともに、市場関係者らも交えて出荷規格、販売方法などについて検討し、JA島原雲仙ブランドとして有利販売につなげることが目的です。

 当JAは、管内全体で158ヘクタールの栽培面積を持つ県内最大のイチゴ産地です。食味が良くジューシーな果肉が特徴の「ゆめのか」は、これまで主力だった「さちのか」からの転換品目として2012年に2ヘクタールで導入し、生産と平行し育苗に力を入れてきました。4年目の今年産は、前年比187.5%となる39.2ヘクタールまで拡大しました。

 新品目ということもあり栽培に不安を持つ農家も多いことから、これまでも当JA企画指導課が中心となり営農指導員向けの栽培講習会や現地検討会などを行ってきました。今年産は、曇天などが影響し成育にやや遅れが観られますが、出荷のピークは例年通り12月20日前後と予想しています。販売については、今年産から重量不足や玉落ちなどに対応するため、270gパックについてパック詰めの方法を見直し新規格で出荷しています。

 目揃い会では、レギュラー品について、品位、階級といった出荷規格、詰め方について検討し、現物を見ながら確認しました。営業販売課の前田靖彦課長は、「新しい品目ということもあり市場の注目度も高い。外観も良く食味も良好で、今後はさらに面積を拡げ、ブランドの市場での占有率を高めたい。輸送体制の効率化、コスト削減をはかるため、市場の集約も視野に入れ、検討していきたい」と話しました。