なんこうイチゴ部会が出荷協議会を開催
2014-11-28

当JA北部基幹営農センター管内でイチゴの出荷が本格的になりました。JAなんこうイチゴ部会は11月18日、雲仙市国見町内で平成26年産イチゴの出荷協議会を開き、生産概況及び取扱方針などについて検討しました。販売金額30億円、出荷数1060万パックを目標に来年6月まで出荷を続けることで意識を統一しました。

 同部会は、300人の部会員を有する県内有数のイチゴ部会です。栽培面積が減少傾向にある当県の中にあっても、前年比100%の83.2ヘクタールを維持しています。後継者も多く、今後にも期待がかかります。

 昨年産は販売高30億を目標に出荷を続けましが、実績は29億7千万、出荷数1016万パックと、あと一歩及びませんでした。今年産は、①反位収量13000パック、②品質の向上と秀品率の向上、③3~4月の暖候期の鮮度・出荷量アップなどの努力目標を掲げ、大台達成を目指します。

 協議会では、はじめに生産概況について検討しました。育苗期は、8月の天候不順により、たんそ病等の発生が心配されましたが、大きな被害は出ませんでした。8月下旬以降は天候に恵まれたことで花芽分化も進み、順調に定植しました。定植後の成育はおおむね順調で、第1果房は昨年より前進傾向で推移しており、着果数は平年並みです。第2果房も順調で、昨年のような出荷の谷間は出ない予想だそうです。

 取扱方針については、①重点市場との連携した販売の強化、②簡素化規格の継続出荷による販売確立、③300g平パックの販売強化など6項目を強化し、目標達成へつなぎます。

 織田泰隆部会長は、「長丁場が続くが、多収、高品質なイチゴの出荷をめざし、頑張っていきたい。「ゆめのか」については、知名度が上がるようPRしていきたい」と挨拶しました。