守山加工場が朝市を開く
2015-03-19

「雲仙こぶ高菜」で知られる雲仙市吾妻町の農事組合法人守山女性部加工組合は2月28日、組合の駐車場で朝市を開きました。看板商品の「雲仙こぶ高菜」を使った漬け物やまんじゅうのほか、手作りコンニャク、巻き寿司などを販売し、温かいぜんざいで、来店客をもてなしました。

 組合は、1987年に創業し、町内で古くから栽培されている「雲仙こぶ高菜」を漬け物に加工して販売、さらにその漬け物を使って作った「雲仙こぶ高菜まんじゅう」などの販売も行っています。スローフード協会国際本部(イタリア)が伝統的な食文化を守ろうと進める「味の箱船」に、「雲仙こぶ高菜」が認定された2005年以降は、県内外から視察に訪れる人も多いといいます。

 朝市は、毎月最終土曜日に行っています。新聞折り込みチラシなどで事前に広告することもあり、開店直後から多くの人出がありました。来店した50代の女性は、「加工場の商品は知っているが、朝市は初めて来た。思った以上に品数が豊富で、総菜類も価格も安く美味しそう。魅力的な商品が多いので、来月も来たい」と話しました。