産地主導型の取引形態に
2014-10-29

当JA南部基幹営農センター管内で、抑制インゲンの出荷が始まっています。生産者の労力軽減と面積拡大に力を入れ、産地主導型の取引形態の実現を目指します。

 同センター管内に4つある営農センターで10月10日、出荷目揃い会を開きました。少人数にすることで取扱要領や出荷規格を浸透させるとともに、高齢者にも移動しやすい範囲で開催し、意識統一と高揚を図っています。

 同JA大雲仙いんげん部会、288人が約24ヘクタールで栽培しており、露地、トンネル、ハウスをリレーし、年間を通して途切れることなく出荷しています。今年産は、定植期に雨が続き徒長気味に推移したが、9月以降は天候にも恵まれ回復してきました。9月下旬から出荷していて、出荷のピークは10月下旬ごろになりそうです。11月下旬までは出荷を続けます。

 南島原市北有馬町にある北有馬地区営農センターでは、生産農家30人が集まりました。当JAの担当者から情勢報告を受けたあと、取扱要領や出荷規格等について協議し、現品による目揃いを行いました。収穫時の注意についてセンターは、出荷規格、出荷方法、生産方法などについて説明しました。農家からは、出荷日や出荷場所の確認があり、センターは「管内の4つの集荷場で集荷している」と説明していました。

 センターは、「インゲンは軽量で取扱が容易なため高齢の農家にも十分対応できる作物。出荷の方法なども工夫しながら、栽培を続けやすい環境にも配慮したい」と話しました。