今年からホウレンソウの栽培を開始
2014-10-21

当JA吾妻地区営農センターはこの秋から、加工用ホウレンソウの栽培を始めます。同センターで10月7日、栽培講習会を開き、出席した農家に栽培を推進しました。

 農家の高齢化が進む中、軽量で栽培がしやすく、出荷方法も簡単なことから同センターと西部基幹営農センターが昨年、試験栽培を行い一定の結果が出たことで農家に普及することを決めました。

 講習会には、農家6人が集まりました。ホウレンソウ自体を栽培したことのない農家がほとんどのため、種苗会社が土作り、播種のタイミング、肥培管理、収穫適期などについて説明を行いました。農家からは、「連作障害は出ないのか」と言った質問や「10アール当たりの収量が知りたい」などの意見がありました。今回は参加しなかった人からも、「ハウスで栽培できるか」などの問い合わせもあったといいます。

 雲仙市吾妻町川床の川原悟さん(64)は、「JAに勧められたことと、農地を荒らしてはいけないと思い栽培を決めた。重労働ではないので、出来ると思う。今年は10アールで栽培し来年以降の様子をみたい」話していました。

 同センターの田中慶輔営農指導員は、「今年が初めてということで、全体的に様子見という感は否めない。良品を出荷し、農家の収入増につなげて、栽培面積が増えるよう努力したい」と話しています。