ディスクロージャー誌2017
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(2)系統セーフティネット(貯金者保護の取り組み) 当JAの貯金は、JAバンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的制度 である「貯金保険制度(農水産業協同組合貯金保険制度)」との2重のセーフティネッ トで守られています。 ◇「JAバンクシステム」の仕組み  JAバンクは、全国のJA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)で構成するグル ープの名称です。組合員・利用者の皆さまに、便利で安心な金融機関としてご利用いた だけるよう、JAバンク会員の総力を結集し、実質的にひとつの金融機関として活動す る「JAバンクシステム」を運営しています。  「JAバンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業推進」を2つの 柱としています。 ◇「破綻未然防止システム」の機能  「破綻未然防止システム」は、JAバンク全体としての信頼性を確保するための仕組 みです。再編強化法(農林中央金庫及び特定農水産業協同組合等による信用事業の再編 及び強化に関する法律)に基づき、「JAバンク基本方針」を定め、JAの経営上の問 題点の早期発見・早期改善のため、国の基準よりもさらに厳しいJAバンク独自の自主 ルール基準(達成すべき自己資本比率の水準、体制整備など)を設定しています。  また、JAバンク全体で個々のJAの経営状況をチェックすることにより適切な経営 改善指導を行います。 ◇「一体的な事業推進」の実施 することを目的とする制度で、銀行、信金、信組、労金などが加入する「預金保険制度」 と同様な制度です。  良質で高度な金融サービスを提供するため、JAバンクとして商品開発力・提案力の 強化、共同運営システムの利用、全国統一のJAバンクブランドの確立等の一体的な事 業推進の取り組みをしています。 ◇貯金保険制度  貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金などの払い戻しができなくなった場合な どに、貯金者を保護し、また資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資

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