ディスクロージャー誌2017
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Ⅳ 金融商品に関する注記Ⅴ 金融商品に関する注記 1. 金融商品の状況に関する事項 1. 金融商品の状況に関する事項 (1)金融商品に対する取組方針 (1)金融商品に対する取組方針   当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を   当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を  原資に、農家組合員や地域内の団体などへ貸付け、  原資に、農家組合員や地域内の団体などへ貸付け、  残った余裕金を農林中央金庫長崎支店へ預けてい  残った余裕金を農林中央金庫長崎支店へ預けてい  るほか、国債や地方債などの債券等の有価証券に  るほか、国債や地方債などの債券等の有価証券に  よる運用を行っています。  よる運用を行っています。   また、借入金は設備投資のために借り入れています。   また、借入金は設備投資のために借り入れています。 (2)金融商品の内容及びそのリスク (2)金融商品の内容及びそのリスク   当組合が保有する金融資産は、主として当組合管   当組合が保有する金融資産は、主として当組合管  内の組合員等に対する貸出金、有価証券及び営業  内の組合員等に対する貸出金、有価証券及び営業  債権である経済事業未収金であり、貸出金及び経済  債権である経済事業未収金であり、貸出金及び経済  事業未収金は、組合員等の契約不履行によってもた  事業未収金は、組合員等の契約不履行によってもた  らされる信用リスクが常に存在します。  らされる信用リスクが常に存在します。   また、有価証券は、主に債券であり、純投資目的   また、有価証券は、主に債券であり、純投資目的  (その他有価証券)で保有しています。これらは発行  (その他有価証券)で保有しています。これらは発行  体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の  体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の  変動リスクが常に存在します。  変動リスクが常に存在します。 (3)金融商品に係るリスク管理体制 (3)金融商品に係るリスク管理体制  ①信用リスクの管理  ①信用リスクの管理    当組合は、個別の重要案件又は大口案件につ    当組合は、個別の重要案件又は大口案件につ   いては理事会において対応方針を決定しています   いては理事会において対応方針を決定しています   。また、通常の貸出取引については、本店に融資   。また、通常の貸出取引については、本店に融資   審査部署を設置し各支店との連携を図りながら、与   審査部署を設置し各支店との連携を図りながら、与   信審査を行っています。審査に当たっては、取引先   信審査を行っています。審査に当たっては、取引先   のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を   のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を   行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準   行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準   を設けて、与信判定を行っています。貸出取引に   を設けて、与信判定を行っています。貸出取引に   おいて資産の健全性の維持・向上を図るため、   おいて資産の健全性の維持・向上を図るため、   資産の自己査定を厳正に行っています。不良債   資産の自己査定を厳正に行っています。不良債   権について管理・回収方針を作成・実践し資産の   権について管理・回収方針を作成・実践し資産の   健全化に取組んでいます。また、資産自己査定の   健全化に取組んでいます。また、資産自己査定の   結果、貸倒引当金については、「資産の償却・引   結果、貸倒引当金については、「資産の償却・引   当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務   当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務   の健全化に努めています。   の健全化に努めています。  ②市場リスクの管理  ②市場リスクの管理     当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの     当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの   市場性リスクを的確にコントロールすることにより、   市場性リスクを的確にコントロールすることにより、   収益化及び財務の安定化を図っています。このた   収益化及び財務の安定化を図っています。このた   め、財務の健全性維持と収益力強化とのバランス   め、財務の健全性維持と収益力強化とのバランス   を重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応   を重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応   度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対   度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対   応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。   応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。     とりわけ、有価証券運用については、市場動向や     とりわけ、有価証券運用については、市場動向や   経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保   経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保   有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考   有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考   慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、   慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、   経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、   経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、 日常的な情報交換及び意思決定を行っています。 日常的な情報交換及び意思決定を行っています。   運用部門は、理事会で決定した運用方針及びAL   運用部門は、理事会で決定した運用方針及びAL27年度28年度

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