こぶれタイムズ23号
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南串のレタスはほんてうまかよ甘くてみずみずしい♪ここから JA Shimabaraunzen Community Paperこぶれタイムズ美味旬菜びみしゅんさい取材協力:松まつ尾お 幸こう輝きさん(雲仙市南串山町)「レタス」のハナシ 新鮮なレタスを切ると切り口の部分から白い乳状の苦い液体が出ますが、これはラクチュコピクリンと呼ばれるポリフェノールの一種です。これをそのままにしておくと、切り口の部分から変色し、鮮度が落ちてしまうので水でしっかり洗い流してから出荷します。知って得するvol.19レタス 10月に入り、当JA管内ではレタスの出荷が始まっています。その中でも、県内最大のレタスの産地である雲仙市南串山町でも出荷が始まりました。南串山町は、温暖な気候条件を活かし、9か月間の長期にわたってレタスを出荷供給できる産地です。山本雄晴部会長ら、「南串レタス部会」90人が延べ約138㌶で栽培しています。部会の平成27年産の目標は、出荷量5,420㌧で、来年6月上旬まで出荷を続けます。 今回は、そんな南串山町でレタスを栽培する松尾幸輝さんの圃場を訪れました。松尾さんは家業である農業を継ぎ就農しました。父の代から続くレタスの栽培を始め、現在は約2㌶で栽培。レタスのほかにもジャガイモや玉ねぎなども栽培しています。今年産は例年どおり8月1日に播種を行い、8月中旬に定植しました。松尾さんは「9月に入り天候が安定した。生育時期には適度な降雨もあり、順調に生育した。レタスの形状もよく害虫被害もないので3Lサイズを中心に高品質なレタスが出荷できる」と笑顔を見せています。 南串山町のレタスは、土づくりに力を入れ、レタスの名産地としてシーズンを通して品質、数量ともに安定的に供給しています。松尾さんは「土づくりも大事ですが、病害虫防除や時期に合った品種を選ぶこともレタス作りには重要なポイントです。時間と手間をかけた南串のレタスを、多くの消費者の方に食べていただきたいです」と話しています。 品質の良いレタスを選ぶにはどうしたら良いのか松尾さんに聞いたところ、「葉のさかえ方や形が良いもので、上から軽く押さえた時に弾力があり、やや硬く締まっているものが良いです」と教えていただきました。 収穫したレタスは、圃場で箱詰めし南串地区営農センターへ持ち込み、真空予冷したあと、関東や九州管内の市場へ保冷車を使って出荷します。 サラダに使う野菜といえば皆さんは何を思い浮かべますか? キャベツやきゅうりやトマトなど、たくさんあると思いますが、やっぱりレタスは欠かせないですよね。旬を迎えた甘くてシャキシャキしたレタスは本当においしいです。それに、生食以外にも、多くの料理に使える万能野菜。秋号の美味旬菜ではレタスにスポットを当ててみました。

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