こぶれタイムズ29号
2/4

皮ごと食べられっとよ♪美味旬菜びみしゅんさい取材協力:町まち田だ 信のぶ彦ひこさん(雲仙市千々石町)vol.22ジャガイモ(馬鈴薯) まず、「ジャガイモ」と「馬鈴薯」、どっちが正解なの?と思う方も少なくないかもしれませんが、正解はどちらも正解で同じ物です。JAでは「馬鈴薯」と呼ぶことが多いですが、消費者の皆さんは「ジャガイモ」のほうが馴染みがあるかもしれませんね。 長崎県は北海道に次ぐ全国第2位のジャガイモの産地。温暖な気候を活かして、春と秋に年2回の植え付けが可能で、1年間の中でも長期間にわたって新ジャガの出荷をしています。当JAの農産物取扱高ではイチゴに次ぐ品目で、年間約2万5,000㌧(平成27年度)を出荷しています。 今回は、千々石町や愛野町で春と秋合わせて7㌶のジャガイモを栽培する町田信彦部会長の畑に伺いました。町田部会長は、JA島原雲仙ばれいしょ部会連絡協議会の会長、雲仙馬鈴薯部会の部会長、そして長崎県ばれいしょ部会の部会長を務めています。生産者の代表として、消費地での会議や視察研修、出荷協議会など、高品質で安定的なジャガイモ生産に向け、日々活動されています。 この日は愛野町にある畑で、赤土で栽培された「ニシユタカ」という品種のジャガイモの収穫が行われていました。赤土を客土した畑で栽培されたジャガイモは、表面が薄赤に色づき見栄えがよく、皮が薄いので皮ごと美味しくいただくことができます。また「ニシユタカ」は、肉質が硬めで、煮くずれしないのが特徴です。煮くずれしないので、長時間加熱するカレーやシチューなどの煮込み料理やおでんの具などに適しています。 今年産については「生育は遅れ気味で、やや小玉傾向ではあるが品質は良好で美味しいジャガイモが出来ています。今後は収量が上がるよう期待したいです」と町田部会長は話します。JA管内では6月に入ってからも連日収穫が進み、7月まで出荷が行われます。 皆さんこんにちは!新ジャガの季節です。今月の美味旬菜は、春から初夏にかけて美味しい時期を迎えるジャガイモ(馬鈴薯)についてお伝えしようと思います。当JA管内でも4月から始まったジャガイモの出荷がピークを迎え、各産地で収穫が進んでいます。収穫したジャガイモはどうなるの?① 収穫スタート!大きく実ったジャガイモが機械によってどんどん掘り取られます③ コンテナがいっぱいになったらトラックへ積み込みます⑤ 選果場で従業員によって選別された後、センサーでサイズごとに分けられ箱詰めされます② 掘り出されたジャガイモは一つずつ丁寧に土を落としながらコンテナへ。全て手作業です④ 収穫したジャガイモはJAの選果場へ。続々と運び込まれます⑥ ジャガイモ10㌔箱の完成!⑦ 全国の市場へと出荷され皆さんの食卓へと届きます JA Shimabaraunzen Community Paperこぶれタイムズ旬のジャガイモを使った料理に挑戦しよう!右上のレシピを見てね

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る