こぶれ2017年9月号
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農業者一人一人の安全意識が大切 秋になると秋冬野菜の定植作業や収穫作業などの農作業が増えてくるとともに、農業機械を使用する機会も増え、それに伴う作業中の事故が発生しやすくなる季節です。 また、9~10月は平成29年全国秋の農作業安全確認運動が実施されています。今年のテーマは『一人一人の安全意識と周囲からの「声かけ」から始まる農作業の事故防止』。事故を防止するには、農業者一人一人の安全意識の向上が不可欠であり、さらに家族等からの「声かけ」で一層の事故防止意識を農業者に持ってもらうことが重要です。 毎年、農作業中の事故により全国で350名前後、県内でも10名ほどの尊い命が失われています。事故の多くはトラクターの機械操作ミスなどによる転倒や転落によるもので、特に70歳以上の高齢者で事故が多くなっています。 農機具の事故のほとんどは、一瞬の不注意から起きています。点検整備をしっかり行い、農作業チェック表を確認しながら農作業安全に努めましょう。機種別ではトラクターがトップ 農林水産省が発表した「平成27年に発生した農作業死亡事故の概要」によると、平成27年の農作業死亡事故件数は338件であり、前年より12件減少しています。そのうち、事故区分別にみると、農業機械作業に係る事故は205件(60・7%)で、農業用施設作業に係る事故は14件(4・1%)、農業機械・施設以外の作業に係る事故は119件(35・!農作業事故に注意しましょう平成29年秋の農作業安全確認運動実施中4

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