こぶれ2017年9月号
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2%)となっています。 機種別では、「乗用型トラクター」による事故が最も多く、101件(農作業死亡事故全体の29・9%)、次いで「農用運搬車(動力運搬車、農業用トラック等)」が25件(7・4%)、「歩行型トラクター」が21件(6・2%)と、これらの3機種で農作業死亡事故全体の43・5%を占めています。(※図1参照) 年齢階層別にみると、65歳以上の高齢者の事故は284件であり、事故全体に占める割合は84%となっています。また、80歳以上は158件であり、46・7%を占めるなど高い割合となっています。(※図2参照)日頃の点検・整備をしっかり行いましょう 農作業事故を防止するには、農機具の日常点検・定期点検を忘れずに行うことが重要です。当JAでは9月から農機具を無料で点検、整備する大整備会を開催しています。JA管内に4カ所ある農機センターが結集して農機具を点検、整備し、使用中の農機具を長持ちさせることで農家の経営改善と農作業事故防止につなげることが目的で毎年行っています。詳しい日程や場所についてはP6をご覧ください。(農林水産省) (http://www.ma.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/attach/pdf/index-18.pdf)を加工して作成出典:農林水産省Webサイト (http://www.ma.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/attach/pdf/index-18.pdf)日頃の作業を振り返り、自分の取り組みをチェックしてみましょう!№項  目内       容チェック欄①正しい服装作業に適した服装を②所在連絡作業内容や作業場所を家族などにきちんと伝達③携帯電話緊急時に備え、携帯電話を忘れずに④体力調整準備運動をしっかりと⑤焦り防止余裕をもった無理のない作業計画を⑥作業者確認子供、妊婦、不慣れな人に危険作業はさせない⑦周囲確認周りの作業者に危険が及ばないよう、周囲を確認⑧複数人作業危険作業は複数人で⑨機械安全確認安全装置をきちんと装着⑩エンジン停止機械から離れる時や点検する時はエンジンを切る⑪適当な休憩疲労が蓄積しないようにこまめな休憩を⑫危険箇所の確認危険箇所を確認し、看板等目印を設置⑬技術講習不慣れな機械作業は講習を受けてから⑭労災・共済万一の事故に備え、労災保険や傷害共済に加入⑮応急処置万一の事故に備え、応急処置の知識を身につける【図1】【図2】5

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