なす

 

【ナス科の一年草】
原産地はインド。日本では正倉院の古文書に栽培の記録があるほど古い歴史をもち、奈良時代から栽培されていました。ゆえに、地方色豊かな品種が生まれており、栽培されていた品種は、九州では長なす傾向、東海以西は長めの中型、関東は卵型、北陸から東北日本海側は球形の品種傾向がありました。
ナスは、味にくせがなく、油との相性が良く、だしの吸収も良い野菜であるため、和風、中華、洋風まで幅広い料理に使えます。赤ワインで注目されているポリフェノールが皮や実に含まれていて、老化やガンの発生を抑制、悪玉コレステロールも抑える働きがあるといわれています。ナスの紫色は、アントシアニンの一種ナスニンという色素によるものです。




おいしいナスは色が濃い紫色で、つやのあるものです。
  
濃い紫色のナスがおいしい    葉の茂るナス畑

 



※栽培暦は、JA島原雲仙管内の場合です。