青年農業者実績発表大会
2020-01-29

雲仙市内で1月22日、令和元年度島原半島地区青年農業者連絡協議会実績発表大会が開かれました。「農家の子~ネギにできることはまだあるかい~」というテーマで発表した国見町青年農業者連絡協議会の前田法寿さん(26)が最優秀賞に輝きました。

 半島農業の将来を担う青年農業者が、農業経営の改善、新技術の開発及び実証、地域活性化への取組など、研究実践しているプロジェクト活動の成果について発表を行いました。同協議会と島原振興局が主催し、会員、関係自治体、農業関係機関など約120人が参加し、所属グループごとに代表者16人が発表しました。

前田さんは、「同市国見町八斗木地区で栽培される「八斗木白葱」は市場の評価も高く、後継者が町外から戻り、子どもや若者の数も増え地域を活性化させている。一方で、出荷までに排出される残さの利活用が課題となっていることから、残さと牛ふんを混合した堆肥作りに挑戦した。複数の成分項目において、一般的な牛ふん堆肥の数値を上回る堆肥が出来たことで、一定の成果を得た。大量の残さを堆肥化できる場所の確保など、今後の課題も残った」などと発表しました。

 このほか優秀賞に5人が選ばれ、前田さんを含めた6人は、令和2年2月19、20日に長崎市内で開催される長崎県大会へ出場します。

 優秀賞の受賞者は次の通りです。優秀賞=山﨑雄太(有明町青年農業者連絡協議会)、山口将(口之津・南有馬農青会)、前岸建也(愛の町農友会)、荒木大和(千々石町農業研究会)、永田凌介(南串山町4Hクラブ)