秋冬レタス、大台の5億円へ
2014-10-20

当JA南串地区営農センター管内で10月1日から、秋冬レタスの出荷が始まりました。平成26年産の目標は、出荷量3640トン(前年比107%)、販売高4億7320万円(同113%)、販売平均単価1300円/ケース(同106%)です。部会はさらに上を目指し「早期の販売高5億円達成」を合い言葉に出荷を続けます。

 品質向上対策と集出荷体制について部会員と意見を交わし意識統一を図ろうと10月7日、雲仙市南串山町内で出荷協議会を開きました。山本雄晴部会長を始め部会員80人の他、関係市場が集まりました。

 今年産は、播種直後の8月上旬から天候不順が続き、降雨の中での定植となるなど、厳しいスタートとなりましたが、9月に入り天候が安定すると、遅れていた作業やマルチング等が一斉に始まりました。9月中旬までは乾燥が続いたが、その後は適度な降雨があり、成育に勢いがつきました。レタスの形状もよく、害虫被害もなく1箱12玉入りをメインに出荷することができるなど、好スタートとなりました。

 台風襲来の予想について地区営農センターは「台風18号では、漁網などを被覆していた圃場の被害は最小限に抑えられている。19号襲来の予報もあるので、再度、漁網などで対策を行って欲しい。安定した出荷を行うため、このあとは計画的に定植作業を続けて欲しい」と呼びかけました。

 出荷が本格的になる11月下旬から3月下旬までは毎週100~140トンのペースで関東や九州管内の市場へ出荷を行う計画です。山本部会長は、「台風が心配されるが、皆で力を合わせ5億円達成を目指そう。シーズンを通して出荷量及び品質の安定を図ろう」と挨拶しました。