3市合同和牛共進会開催
2014-10-07

当JAと雲仙市、島原市、南島原市は9月25日、雲仙市吾妻町のJA全農長崎県本部県南家畜市場で平成26年度島原雲仙農協・3市合同和牛共進会を開きました。最終審査で決定するグランドチャンピオンには、若雌の2((生後17ヶ月以上21ヶ月未満)で出場した雲仙市国見町の栗原純二さん(52)が出品した「ひさはる」号が輝きました。

 3市合同和牛共進会は、長崎和牛のブランド確立を図るとともに農家の気運を高めていくことが目的です。3市合計で60頭が出品され、長崎県肉用牛改良センター、島原振興局、県南家畜保健衛生所などが3部門で審査を行いました。

 審査講評で、長崎県畜産協会の南里道男課長は「全体的に発育が良好で、資質も良好、均称に優れ甲乙付けがたい内容だった。栄養度、体高については、基準を超える牛が何頭か見かけられたので、今後の改善を望む」と講評しました。グランドチャンピオンの「ひさはる」号については、「四肢の釣り合いが良く、体積、深みがあり素晴らしい」と評価しました。

 共進会を主催した当JAの本田嘉文専務は、「どの牛も良く手入れがなされていて、発育が素晴らしいと感じた。平成29年度の和牛全共に向け、長崎和牛のブランドを広めて欲しい」と挨拶しました。

 各部門の成績は次の通りです。(敬称略)■若雌の1▽第1位=平林敏幸(雲仙市)、第2位=荒木正司(雲仙市)、第3位=大島司さん(雲仙市)■若雌の2▽第1位=栗原純二(雲仙市)、第2位=高田紳次(南島原市)、第3位=荒木大作(雲仙市)■経産牛▽第1位=秋山清(雲仙市)、第2位=宮本大作(雲仙市)、第3位=宮崎正美(雲仙市)