こぶれタイムズ31号
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甘くておいしかよ~ビタミンCた〜っぷり!美味旬菜びみしゅんさい取材協力:荒あら木き 昭しょう一いちさん(南島原市北有馬町)vol.23みかん 当JA管内のみかんは、早いところで9月下旬頃から収穫が始まり「岩崎」などの極早生温州が出荷されます。そのあとは、11月になると「宮川」などの早生温州に切り替わり、12月からは、させぼ温州や普通温州、高糖度系などの品種が順次出荷されます。早い時期に出回る極早生は、ほのかな酸味と甘みがあるのが特徴。一方、酸味が少なめで甘味が強いのが、遅い時期に出回る普通温州などになります。それぞれの品種によって味の違いを楽しむことができるのも、みかんの魅力の一つです。 当JAの農産物取扱高(平成28年産)では、「極早生みかん」から「普通みかん」までの合計と、缶詰やジュースなどの素となる「原料」を合わせると合計で約1,250㌧を出荷しています。島原半島内ではほとんどの地域で栽培されていますが、このうち約6割が栽培されているのは、南島原市の加津佐町・口之津町・南有馬町・北有馬町の南部地区です。 南部地区の4町でみかんの栽培に取り組んでいるのが、JA島原雲仙大雲仙みかん部会。今回は、同部会で部会長を務める荒木昭一部会長のみかん畑に伺いました。20代からみかん栽培に取り組む荒木部会長はこの道40年のベテランです。今年のみかんについては「収穫量は例年より少ないが、生育は良好で糖度についても申し分なく、食味の良いみかんに仕上がっている」と話しました。美味しいみかんの見分け方は「品種によっても違いはあるが、形が平べったいもので、皮のキメが細かく赤みが濃い色のもの。また、ヘタの色が濃い緑色よりも、少し黄色っぽいヘタのほうが良かとよ」と教えていただきました。今後については「農家の高齢化や後継者不足など課題はあるが、甘くて美味しいみかんを作り続け、ブランド率を向上できるよう頑張っていきたい。自分自身、最低あと10年はミカン栽培に携わりたい」と意気込みを語ります。このあと、当地区では年内いっぱいまで出荷が続く予定です。 2017年も残すところ1か月となり、寒さは徐々に厳しさを増していきます。そんな中、当JAのみかんの出荷もいよいよ後半戦を迎えています。好きな果物ランキングなどでも必ず上位に入るみかんは、大人から子供まで大人気の果物。今回は風邪予防に効果のあるビタミンCも豊富なみかんについて紹介したいと思います。太陽の恵みをたっぷりと受けて育つみかんみかんの収穫作業 JA Shimabaraunzen Community Paperこぶれタイムズ

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