こぶれタイムズ40号
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 こんにちは。みなさんは、写真のような青々とした大きな葉っぱが育っている畑をご覧になったことがありますか? その畑で育っているのが、今回紹介するブロッコリーです。 これまで雲仙市内を中心に広く栽培されていたブロッコリーですが、現在は島原半島全域に作付けが広がっています。こぶれタイムズ春号は、Uターンしてブロッコリー栽培に情熱を燃やす南島原市南有馬町の岡野康伸さん(21)を訪ねました。 当JA南部基幹営農センターが岡野さんをバックアップし、2018年秋作で初めて50㌃、翌年の春作で20㌃を作付けしました。「じいちゃんに褒められるよう夢中で頑張った」結果、約5.5㌧を収穫しJAに出荷しました。栽培方法など改善が必要な圃場も見られたものの、営農センターの指導を受けながら見直し、徐々に栽培面積を広げています。タマネギ、カボチャ、スイートコーンなども栽培して、農閑期が出ないように工夫しているということです。 「幼稚園の送り迎えは、いつもじいちゃん。畑にもついて行った。いつもじいちゃんの傍にいた」という岡野さん。「じいちゃんの畑を守りたい」との一心で飛び込んだ農業ですが、3年目を迎える今、どんな思いがあるのでしょうか? 「収穫や中耕など忙しい時は親の力も借りているが、ブロッコリーは割と少人数でも作ることが可能。5年後をめどに雇用を入れて3~5㌶まで広げたい」と頼もしい一言が返ってきました。 センターの荒木徹営農指導員は岡野さんについて、「今後は自然災害なども含め厳しい現実に直面するようなケースも考えられる。持ち前のポジティブ精神で乗り切って欲しい」とエールを送っています。 管内で栽培したブロッコリーは収穫後、ただちに雲仙市吾妻町にある当JA総合集荷場に集められます。集荷場は選果選別を行ったあと、鮮度保持のためブロッコリーを氷詰めにして出荷します。遠くからみるとこんな感じ近づくと……だんだん上手になってます……かな JA Shimabaraunzen Community Paperこぶれタイムズ美味旬菜びみしゅんさいvol.32ブロッコリー取材協力:岡おか野の 康やす伸のぶさん(21)(南島原市南有馬町)ブロッコリーの指導を行う荒木営農指導員㊨全自動で氷詰めします

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