こぶれ2018年6月号
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 島原果菜部会が栽培するスイートコーン、小玉スイカ「うり坊」の出荷が本格的になりました。部会が設立された平成21年の販売高は5億円でしたが、堅調な伸びをみせ昨年産は6億を突破しました。今年産は、6億2千万を目標に販売を続けています。 同地区はハクサイ、ダイコン、ニンジンの産地で、その後作として小玉、大玉、黒小玉スイカ、スイートコーン、カボチャ、ゴーヤーが導入されました。 果菜部会は、スイカ、スイートコーン、カボチャ、ゴーヤーの生産者が新規に立ち上げた部会で、部会員数は180人です。出荷規格の徹底、計画出荷の励行等と平行し、農家の労力を軽減するため収穫作業班の充実を行い、栽培面積を広げてきています。特にスイートコーンは、ここ数年間で10㌶以上増え県内で40%近いシェアを持っています。小玉スイカ「うり坊」の出荷量は、年間13万ケース(1ケース10㌔)あり、これらが販売高をけん引しています。今年産は、スイートコーン53・25㌶(前年比105・1%)、小玉スイカ22・87㌶(同96・8%)に作付けしました。 島原市の同センターで4月26日、出荷目揃い会があり、生産者、関係市場、島原振興局、JA全農ながさきら約90人が集まり、今年産の出荷計画、出荷要領を検討したあと、現品で目揃いをしました。 横田孝雄部会長は、「コーン、うり坊とも生育の遅れを取り戻し、順調に出荷できている。春野菜は厳しい販売環境が続いているが、出荷規格の統一を行い、高品質な物を、安定出荷していこう」と挨拶しました。 センターは、「農家は早朝からの作業が続き大変だが、収穫作業班を活用し適期収穫を徹底して欲しい。スイカの糖度検査は全圃場で行うので、収穫の前日までに連絡して欲しい」と話しています。1小玉スイカ「うり坊」の目揃いをする皆さん。「うり坊」は、小玉スイカのブランド名です。 2スイートコーンの目揃い。ハウス物は4月下旬から出荷されます。 3挨拶をする横田孝雄部会長。 4「こぶれに載っとやろか」「緊張すっよ」 5「うり坊」の糖度検査をする金山竜之介営農指導員㊧と生産者の山口茂樹さん(島原市長貫町の圃場)453127

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