こぶれ2018年11月号
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 西部基幹営農センターで10月上旬から、促成ナスの出荷が始まっています。元肥に使う肥料の一部を独自に混合して作り、使い始めて間もなく10年になります。使用を始めた時に比べると、ナスの収量が約27%増えています。西部地区茄子部会は、部会員数は5人ですが、そのうち4軒には後継者が育ち今後にも期待が持てる部会です。 過剰傾向にあった施肥量を見直そうとした取り組みは、平成17年ごろから始まりました。石灰類など4種類の肥料と微生物類を独自の混合率で混ぜ合わせ、定植が始まるまでの約3か月間、家庭で発酵、熟成させるというもので、検証と実験を重ね平成23年に一定の割合に落ち着きました。 雲仙市吾妻町の脇坂貴光さんは、ハウス20㌃で栽培しています。9月5日から出荷を始めました。「干ばつと高温が続き厳しかったが、花の付きも良く、ほぼ例年通りに出荷を始められた」と笑顔を見せました。 南部基幹営農センターは10月15日、同センター管内の4か所で抑制インゲンの目揃い会を開きました。開催場所を分け少人数で行うことで、取扱要領や出荷規格をより浸透させ、意識統一と高揚を図ることが目的です。圃場管理を徹底し、80㌧以上の出荷を目指そうと申し合わせました。 大雲仙いんげん部会の223人が露地、ハウス、トンネル合わせて約16・5㌶で栽培しています。北有馬町にある北有馬地区営農センターには農家40人が集まりました。取扱要領や出荷規格等について協議したあと、現物のインゲンを見ながら等級や階級などを確認しました。農家から、「農薬散布の使用期限について、詳しい説明が欲しい」と質問があり松島壮司営農指導員が返答しました。 松島指導員は、「曲がり、病害虫サヤを入れない。サイズはM・S級で、なるべく若サヤで収穫する。箱詰め時は異物混入に注意して」と呼びかけました。▲ナスを収穫する脇坂さん▲現物を見て等級や階級を確認「やっぱ、天ぷらとか焼き茄子が旨かですね」▼取扱要領や出荷規格について説明▲独自混合の肥料を使用し、花付き良く収量アップインゲンの目揃い会を開催高品質促成ナス出荷開始高齢者に優しく開催場所を分け地区ごとに対応7いつも楽しみに見ています。方言も、場所でちょっと違ったりしてるんですね。身近に感じながら、楽しく見ています。(雲仙市の三丸一美さん)方言マンガば入れようて思ったとは、取材先で「あれ?」と思う言葉の多かったけんです。おばさん、標準語しかシャベリえんけん(*^_^*)

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