こぶれ2019年2月号
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9年目のシーズン開始 東部基幹営農センターが2010年度に始めたイチゴの共同選果が、9年目のシーズンを迎えています。栽培農家の労働力不足を解消し、栽培面積の拡大や維持、新規就農者の育成を期待して導入したものです。共同で行うことで意識が統一され、高品質なイチゴを出荷できるというメリットもあります。平成30年度産は昨年12月25日から選果が始まり、初日は約1,000パックを処理しました。 開始当初は、選果経費がかさむのではないかと懸念する声もありましたが、従業員の効率的な選果作業により当初の計画に比べ軽減しました。分業化を進め、労力の軽減と効率的な出荷を図ったことで、運用開始から数年で軌道に乗ったということです。パック詰めの労力解消 センターを利用する場合は事前に委託申込を行うことが必要で、現在は8人が登録しています。委託申込をした農家は、イチゴを収穫後、コンテナのままパッケージセンターへ持ち込むだけで良く、生産に専念することができます。職員と従業員が手作業で選別、パック詰め、箱詰めを行い、通常出荷分と一緒に出荷します。 処理能力は、最大で日量2,400パックです。平成29年度産は延べ120日稼働し、17万2,611パックを出荷しました。平成30年度産では、5月下旬までに約18万パックを出荷する見通しです。出荷量が増える3月上旬になれば、選果要員を増やし選果能力を上げる計画だということです。 センターの隈部秀二主任は、「従業員も熟練し処理能力が向上している。パッケージセンターのスペースの問題もあるが、今後も利用者を増やしたい。良品を出荷し、産地の維持・拡大を図りたい」と話しています。▲調整作業が進むイチゴパッケージセンターイチゴ共同選果 成果着々品質統一・効率アップ▲生育中のイチゴ▲ベルトコンベアーで運ばれ箱詰めします6平成最後のクリスマスは、ダンナさんは忘年会。娘は彼氏とパーティ。私は売れ残りのケーキを買って過ごしました。(南島原市の10神番長さん)中年2人暮らしの我が家にはケーキ、ありませんでした。「食べたかった」と言うと家族から「1週間ぐらい前に喰うたろが」と一蹴されました。

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