こぶれ2019年3月号
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換してきました。『恋みのり』の魅力について、「多収性、大玉、圃場の管理や出荷調整の手間がかからないことに期待した」と話す吉田さんは、まず全体の46㌃のうち26㌃に作付けを行いました。平成31年度産は30㌶へ なんこういちご部会が今年度産から本格的に導入したイチゴ『恋みのり』の作付面積が増えています。大玉で秀品率が高く作業性に優れていることなどが、農家の評価を高めました。平成29年には1・2㌶だった栽培面積も、今年度産では15㌶、さらに平成31年度産では30㌶になるとみられ、同部会の作付面積全体78㌶の4割近くまで拡大する見込みです。 同部会は、長崎県下のイチゴの出荷量の3分の1以上を出荷する部会です。平成30年度産は、出荷数量1,000万パック(1パック270㌘)、販売高では同部会初となる33億超えを目標に出荷が続いています。パック詰めの作業時間が短縮 『恋みのり』は、平成29年に同部会が1・2㌶で試験的に栽培を始めた品種です。その時の生産者の一人が、雲仙市国見町多比良の吉田春雄さん㊽です。吉田さんは、イチゴ栽培を始めて20年。『とよのか』から始まり『さちのか』へと転▲これが『恋みのり』ですイチゴ『恋みのり』 秀品率が高く大玉作業性優れ拡大進む▲吉田さんのハウスです▲吉田春雄さん6家のバー様は、「こぶれ」を「こびり」と言っています。私の姉が大好きなイチゴが当たりますように。(雲仙市の農家の嫁ピロ子さん)「こぶれ」は島原半島の方言で、「こびり」「こびる」とも言います。「小昼」が語源のようですね。半島内でも3種類も呼び方があるんですね。

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