こぶれ2019年6月号
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 佐世保市の佐世保食肉センター㈱で4月11日、第12回島原雲仙農協肉牛枝肉共励会が開かれました。審査の結果、雲仙市千々石町の小川博信さんが出品した枝肉が金賞を受賞しました。 肥育技術の向上と「長崎和牛」の銘柄確立を図るとともに、経営の安定と食肉流通のシェア拡大を目指すことが目的です。当JA肉牛枝肉連絡協議会が主催し、管内の肥育農家が育てた黒毛和牛41頭が出品されました。 金賞受賞牛は、枝肉重量586・5㌔。血統は父「金太郎3」、母の父「安福久」、祖母の父「福之国」。格付けはA5、肉質を表す脂肪交雑(BMS)ナンバーは12、ロース芯面積は109という素晴らしい結果でした。 褒賞式で同協議会の種村繁徳会長は、「素牛の高値、飼料の高止まり、TPP11発効による輸入量の増加など、今後の畜産経営に大きく影響する課題が山積しているが、同時に長崎和牛の知名度を世界へ発信する機会でもある。切磋琢磨しながら真心を込めて飼育して欲しい」と挨拶しました。 審査講評で日本食肉格付協会佐世保事務所の石原英樹所長は、全体について「去勢牛の平均体重は531・5㌔と前回に比べ若干小さいが、雌の平均体重は増えている」と講評しました。小川さんの出品牛については、「ロース芯が非常に大きく、目を見張るものがあった。肉質、サシの入り具合、脂肪のツヤ、きめの細かさなど、他を圧倒した」と讃えました。褒賞式後に行われたセリで、金賞受賞牛は㌔単価4,005円で取引されました。 金賞以外の受賞者は次の通りです。▽銀賞=平野幸一▽銅賞=小川博信▽特別賞=川口礼子金賞を受賞した枝肉後輩の指導をする小川さん左から種村会長、川口さん、小川さん、平野さん、本田専務セリにかけられる枝肉と関係者の皆さん5令和に改元されて初めての大当たり、しますように♥♥(南島原市のまゆぴーさん)令和の神様は、まゆぴーさんに微笑んだでしょう……か? おばさんには抽選権がないので、全員に当たるごと祈るばかりです。

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