こぶれ2019年8月号
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こだわって箱詰めしたみかんを 手にする従業員の皆さん▲白ネギを収穫する宮崎さん▲▼ひまわりてれびの取材を受ける皆さん▲「夏場も品質良く仕上がってます」 東部基幹営農センター管内で7月中旬に、ハウスミカンの出荷がピークを迎えました。レギュラーハウスミカンに加え、7月4日からはグリーンハウスミカンの出荷も始まっています。8月中旬までに、180㌧の出荷を見込んでいます。 ○南みかん部会ハウスみかん研究会の部会員ら14人が440㌃で栽培しています。今年産は、レギュラーハウスで昨年10月25日、グリーンハウスは今年1月1日にハウスの加温を始めました。夜温の確保と節水管理などを徹底し、高品質で、果実のサイズはレギュラーでM玉、グリーンでS玉率の高い生産と、旬ごとにムラの出ないような出荷計画を目指しました。 南島原市有家町にある同センターの選果場では、センサーで糖度などの検査を行ったあと、従業員さんらが手作業で1個ずつ箱詰めやパック詰めを行っていました。センターの松尾祐次係長は「○南ブランドの確立に向けて、高品質なハウスミカンを出荷したい。他産地との差別化を図りながら有利販売、農家の収入増につなげていきたい」と話しています。 雲仙市国見町八斗木(はっとぎ)地区で、ブランド白ネギを生産する八斗木白葱生産部会は、この夏も安定した白ネギの出荷を続けています。全国的にも珍しい周年出荷を行い、九州一の産地を目指しています。 耐候性大型育苗ハウスを建設し、部会員全員が参加して播種作業を行い、その後の育苗作業期間も交代で水やりなどの管理を行うなど、健全な苗作りに力を入れます。品質の揃った苗を部会員に供給することで、夏場の安定出荷と品質向上につなげています。 雲仙市国見町の宮崎康平さんは、1・5㌶で栽培しています。「雨で収穫できない日もあるが、この時期は平均して1日あたり100ケースを出荷している」と話しています。今後の管理については、「気温が高くなるので、病害虫のリスクが増えてくる。しっかり防除を行い、いい物を出していきたい」と意気込みを見せています。 同センターの本多浩介職員は、「5~6月は雨が少なかったが、梅雨入り後は適度な降雨量となり品質良く仕上がっている。夏場は圃場の管理も難しくなると思うが、病害虫に注意して出荷して欲しい」と話しています。ハウスミカンの出荷ピーク八斗木白ネギ夏場も安定した出荷こだわりの栽培と選果でブランドをアピール部会員全員参加で健全な苗作り6方言マンガはおもしろい。活字にすると小文字が増えるのですね、島原弁は。(南島原市のニャンユさん)おっしゃる通りです。ナイス気づき! 話していると何気ないですが、方言のニュアンスを活かしつつ活字にするっていうのが難しいとですね。

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