こぶれ2019年12月号
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小さなスペースを活用しての「おたよりコーナ」色々な経験や出来事が記載されていて楽しく読んでいます。(雲仙市の「リキちゃん」さん)たくさんのお葉書をいただくので、とにかく少しでも載せたかとです。それに葉書を読んでいると様々な出来事に感動すっとです。です。田中さん親子は、ハウス全7棟のうち3棟(63㌃)に取り入れています。 息子の将太さんは22歳で就農しました。一喜さんの指導を受けつつ自身も、より先進的で省力化が可能な栽培技術の実践に力を注いでいます。多収生産に向け平成30年、県内で初めて「ハイワイヤー栽培」を導入しました。ハイワイヤー栽培とは、ハウスの上部にワイヤーを張り、そこから誘引紐を垂らして苗を誘引する栽培方法です。苗を立たせた状態で栽培するため、狭い間隔で定植が可能になると同時に、葉の密集を避けることで光合成量が増え、果実の収量と糖度を向上させ反収も向上しているといいます。 一喜さんは「受賞できて嬉しい。今後は息子につなぎ、応援しつつ、地域の皆様に恥ずかしくないよう今まで以上に頑張っていきたい」と話しました。将太さんは今後について「親が築き上げたベースを元に、さらに技術面を磨いて、まずは果実の中身の充実を図っていきたい。将来的には、規模拡大も視野に入れたい」と意気込みを見せています。この賞は、長崎県やJA長崎県中央会などで構成する運営委員会が主催して実施するもので、今年で14回目の開催。46の組織が参加し、野菜や花卉、畜産といった9つの部門でそれぞれ知事賞を選定し、さらにその中から最高賞の農林大臣賞を選出しました。このほか運営委員長賞15点、特別賞2点の、合計26点が受賞しました。表彰式に出席 令和元年11月9日、長崎市内で表彰状授与式が開かれ、田中さん親子、当JAの岩本猛組合長らが出席しました。中村法道知事から表彰状、トロフィーを授与されました。▲ミニトマトの生育を確認する田中さん親子▲鈴なりのミニトマト▲島原半島内の受賞者の皆さんと岩本組合長(前列㊨)▲中村知事㊨から表彰状を授与される田中さん親子5

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