こぶれ2020年4月号
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浅田 こんにちは。今日は、どんな作業をしていますか?藤原 摘果と、葉を取ったりしていました。浅田 イチゴは何㌃栽培していますか?藤原 全部で44㌃です。浅田 品種は何ですか?藤原 「ゆめのか」が32㌃、「恋みのり」が12㌃です。浅田 なぜ、その品種にしているのですか?藤原 以前は「さちのか」だったんですけど、「ゆめのか」に変えたとです。でも全部「ゆめのか」にすると手が回らなくなると思って。それで作業性を考えて、今年度産から「恋みのり」を入れました。浅田 実際に栽培してみて、手応えはどうですか?藤原 「ゆめのか」に比べると摘果作業が楽ですね。果実も太いし形がいいんで、パック詰めも楽です。なので、全体の半分くらいまでは「恋みのり」に転換しようかという考えもあります。浅田 藤原さんは、個人的にはイチゴの品種は何が好きですか?藤原 何やろ、う~ん味は「ゆめのか」かな。味以外の面では、実際に作ってみて自分に合ってると思うのは「恋みのり」かなと思います。浅田 イチゴの他には、何か栽培していますか?藤原 親父がデコポンを作っています。もともと果樹が主体やったけんですね。浅田 将来的に挑戦してみたい作物がありますか?藤原 今は試しにブロッコリーを作ってるんですけど、今のところイチゴ以外では、あんまり浮かばんですね。イチゴを主体に、平行して何か作れないかと模索中ってとこです。浅田 充実感を感じる瞬間って、どんな時ですか?藤原 大きい実ができたとか、時々友だちにあげたりして「うまかった」と言われた時とか、そんな感じです。浅田 逆に、「きつい」とか「止めたい」などと思うことはありませんか?藤原 止めたいと思った事はないです。「きつい」は、たまにはある(笑)。忙しい時とか、うまくいかない時とか、そんな感じです。浅田 イチゴに関して、特にこだわっている事はなんですか?藤原 できるだけ味の良か、量とお金の取れるイチゴを作りたい、ってことかな。浅田 将来、こういうイチゴが開発されたらいいなと思うイメージがあれば教えてください。藤原 今から先は、何て言うか少子高齢化とか農家の高齢化とか、そういうのが進むと思うので、出来るだけ手がかからなくて多収性のある品種が開発されればいいんじゃないかなぁと思います。浅田 10年後の未来予想図を教えてください。藤原 親父が、ぼちぼち60歳を超えてくるので、できれば設備投資をして、もちろん自分も含めてですけど親がもっと楽になるようにしたいです。浅田 ところで、超人って名前カッコいいですね。藤原 あ、それは親に聞いてください(笑)浅田 では、ご両親に向かって一言、お願いします。藤原 いつも一緒におるけん、きつく当たってしまう事があるとですけど、これからも一緒に頑張りたいと思っています。感謝しています、です。浅田 最後に、奥さんに向かってメッセージをどうぞ。藤原 今は別の仕事をしてるとですけど、のちのちは一緒にイチゴをやってもらうと思うので、苦労をかけると思うけどよろしくお願いします。浅田 仲よさそう。ありがとうございました。▲ひまわりてれびの取材を受ける藤原さん▲ご両親、森永支店長らも加わって「はい、チーズ!」▲「よ、こぶれん兄ちゃん!」「あ、照れます」11近所から野菜をいただきます。主人は「俺は馬じゃないぞ」と言いながらカゴいっぱいのブロッコリーなど食べています。(南島原市のミーの主人さん)「俺は馬じゃないぞ」ってステキ! きっとカッコいいご主人です、そんなイメージを勝手に膨らませています。顔は、やや長めですか?

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