こぶれ2020年4月号
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Pプラスデコポン出荷開始葉付きでさらにランクアップ 東部基幹営農センターで3月9日、無加温ハウスで栽培するデコポンの出荷が始まりました。果実に葉を付けたままのデコポンをPプラスという鮮度保持袋で包装した高級ラインのデコポンもあります。 商品の品質統一を図ろうと、4年前から選果選別、袋詰めといった一連の調整作業を全て選果場で行っています。個別で行っていた時に比べ、品質の統一、向上が図られ、市場からの評価も年々高まっているということです。老舗高級果実専門店での取り扱いも始まり、デコポン全体の販売環境も向上しました。 デコポンの生産者は12人で、加温ハウスと無加温ハウスの2つの作型があります。3月から出荷を始めるのは無加温ハウス栽培で、生産者は7人です。葉付きデコポンとしての出荷基準は厳しく、7人の圃場全てをJAの担当者と生産者が巡回して決めます。センターによると「味はもちろん、見た目など一定の条件をクリアしたものに限定している。高級果実という事もあり、厳しく審査している」とのことです。今年、葉付きデコポンを出荷できる生産者は4人ということです。 南島原市有家町にある選果場には同日、追熟の終わったデコポンが持ち込まれ、光センサーで糖度、酸を計測し、基準を合格した果実はさらに従業員によって果実の色やキズの有無などを検査します。葉付きの果実、果実のみ、それぞれにPプラス袋で包装し、箱詰めを行い出荷します。4月いっぱいまでに葉付き5㌧、果実のみ20㌧の合計25㌧を出荷する計画です。 センターの中村博也職員は「Pプラスデコポンは、高級果実として取引されている。産地のけん引役の一つとして今後もしっかり販売したい。腐敗果等が混入しないよう選果選別、品質検査を徹底したい」と話しています。Pプラス袋で包装した葉付きのデコポン▲袋詰めを待つデコポン▲6子供が看護師国家試験を受けました。親子共々ドキドキですが、小さい頃からの夢が叶うといいなと願っています。(南島原市の魔法使いの弟子さん)魔法使いは魔法使いでも、まだお弟子さんなので魔法は使えないですね。でも心配ご無用。ちゃんと実力で合格します。信じて待ちましょう!

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