こぶれ2020年5月号
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春ニンジン出荷ピーク M・L級の出荷励行を!有明、島原地区を合わせ8,400㌧を出荷 有明地区営農センター管内で春ニンジンの出荷がピークを迎えています。県内で春ニンジンを栽培、出荷しているのは有明地区と島原地区だけです。両地区を合わせると、6月いっぱいまでに8,400㌧(前年実績比100%)を出荷する計画です。 有明地区では3月23日から共選を開始しました。播種作業は昨年11月から順調に始まりましたが、生育期に乾燥、朝晩の低温が続いた期間があり、昨年に比べ1週間から10日ほど生育に遅れが見られました。現在は前年並みまで追いついているということです。新型コロナウイルスの影響による学校の休校に伴い、給食需要がなくなり、さらに外食などの業務需要にも限界があることから、太物の出荷を避けM(110~169㌘)、L級(170~239㌘)の出荷を励行しています。 有明人参部会の部会長を務める島田和久さんは1㌶で栽培しています。3月下旬から収穫を始めました。「天候の影響もあり圃場によって生育に差がみられるものの、ほぼ例年並みの仕上がり。味には自信を持っているので、たくさん食べてコロナに負けず元気に暮らして欲しい」と話します。収穫機のニンジンハーベスタを導入し、省力化、効率アップを図っています。 収穫したニンジンは島原市有明町にある人参洗浄選別施設に搬入。同施設で洗浄、選別、箱詰めを行います。島原地区と合わせると、日量120㌧を洗浄・選別し、主に関西・広島方面に出荷しています。  ニンジンを担当する同 JAの宮崎陽介主任は、「販売の環境が例年と違いとまどいもあるが、農家の皆さんには最後まで高品質なニンジンを栽培して欲しい」と話しています。ニンジンハーベスタを操作する島田さん▲掘りたてのニンジン▲ニンジンが次々に搬入されます▲「いっぱい食べてくださ~い」▲10畑を耕していると小鳥が寄ってきて土の中にいる虫けらを知ってか、じ~っと見ている姿が愛らしくミミズをあげました。(南島原市のアンパンマンさん)その小鳥は、虫けらが欲しいというよりも、親切なアンパンマンさんに何かアピールしていたのかもしれませんね。すごいご褒美でしたね。

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