こぶれ2020年9月号
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 東部基幹営農センター管内で、7月下旬からハウスレモンの出荷が始まっています。10月以降に出荷を始める他産地と異なり、7月下旬から出荷できるのが特徴です。国産レモンの端境期に出荷を行うことで有利販売につなげています。出荷のピークは8月下旬から9月上旬の見込みで、10月末まで出荷します。 ○南みかん部会施設中晩柑研究会レモン分会が栽培しています。昨年度産では、同分会が目標としていた栽培面積1㌶、出荷量30㌧を、どちらも初めて達成しました。今年度産は、育成園も含めると1・5㌶まで作付けが広がりました。出荷量も徐々に増える見込みで、50㌧を目指して栽培を続けています。ハウスレモンの立役者 ハウスレモンを管内で初めて栽培したのは、南島原市有家町の小川敏則さんです。小川さんはハウスミカンを栽培する農家で、多い時には50㌃のハウスで栽培を行っていました。レモンの栽培を始めた理由は、「まず労力の分配を考えた。それと、夏場はレモンの産地が国内になかったことも理由の一つ」と小川さん。「平成になってすぐに、ハウス9㌃に苗木を植えつけた」と当時を振り返ります。 とはいえ、導入から13年ハウスレモン順調国産の端境期に出荷し有利販売育苗園で笑顔を見せる小川さん4

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