こぶれ2021年月7号
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 「出品牛の管理は、あえて娘夫婦に任せている。まだまだ満足のいく状態ではないが、飼育マニュアルに沿って育て、次の選抜に向けて頑張ってもらいたい」と平野さん。 「今のところ順調に成育している。これまで積んできた経験を活かして、次の選抜に受かること、大会に出るということをイメージしながら仕上げていきたい」と小川さん。代表牛選考会へダッシュ! 子牛は現在、肥育農家の皆さんが丹精込めて大切に育てています。定期的に、各JAの営農指導員やJA全農ながさき、「長崎和牛」推進協議会らによって巡回が行われ、体重や体型などの計測を行います。巡回検査の結果を元に、飼養管理などの対策について検討します。 肥育月齢が18カ月になる来年4月には、60頭から選抜し25頭に絞ります。さらに、肥育月齢が22カ月になる来年8月になると代表牛選考会が行われ、全共に出品する長崎県代表牛7頭が決定します。和牛のオリンピック 全国和牛能力共進会は、全国和牛登録協会が主催して5年に1度、全国持ち回りで開催される全国規模の和牛の品評会で「和牛全共」、「和牛のオリンピック」とも呼ばれています。和牛の改良を進め優秀な素材(牛)を生産、発掘し、出品展示することで成果を確認し合い、引き継いでいくことを狙いとしています。第12回全国和牛能力共進会(鹿児島全共)の概要主催公益社団法人全国和牛登録協会運営団体第12回全国和牛能力共進会鹿児島県実行委員会参加41道府県会期令和3年6月25日~令和4年10月10日最終審査会期令和4年10月6日~令和4年10月10日最終審査会場種牛の部=鹿児島県霧島市牧園町肉牛の部=鹿児島県南九州市知覧町 (㈱JA食肉かごしま南薩工場)出品頭数種牛265頭、肉牛169頭、特別区25頭小川博信さん平野幸一さん平野一希さん・舞さん7

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