こぶれ2021年月8号
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 南島原市口之津町小利の園田直也さん㊿はハウス16・5㌃で栽培。同市や㈱セラク、当JAなどで構成する南島原市スマート農業研究会の一員として全体の実証面積28・6㌃のうち、11・8㌃を担っています。 アスパラガスに係るスマート農業とは、生産で重要とされる温度管理や日照量、水管理などを可視化して、安定的な生産を実現するとともに、収穫や出荷にかかる労力を低減した生産体系のことを指します。園田さんは、「スマートフォンを通して確認できるため、見回りの手間などを省力化できる。ハウス内の様子を一覧でき、把握しやすい」と話しました。 現在、同部会内でスマート農業を取り入れているのは園田さん1人だけです。園田さんを指導する南部基幹営農センターの宇野栄司営農指導員は、「高齢化や人口減少に伴い、農業従事者が減少してきている。新規就農者が安心して栽培、経営ができるよう、スマート農業についても実証を進めたい。生産体系を構築し、農家に普及できればと考える」と話しています。さらに、「今後は、かん水に力を入れる事や、ハウス内の気温を下げる効果がある寒冷紗等を使い、下温対策を徹底してほしい」と呼びかけています。「今年は、いい出来んごたっです」園田さん㊧と宇野指導員アスパラガスの実「ほんと便利かですよ」スマート農業を実証している園田さんのハウス夏場は葉っぱが茂りジャングルのようですEat asparagus in season!南部地区では6この暑さにスイカの美味しいこと! 年々暑さも厳しくなり只々困惑。(南島原市のさっちゃんさん)スイカは「夏の果実の王様」と言われるほど、熱中症予防をはじめ夏の元気を強力にバックアップしてくれる食べ物だそうですよ。

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