こぶれ 2022年2月号
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洗浄されたダイコンを1本ずつ確認する作業員ら説明をする土井専門官㊨調整作業が進むイチゴパッケージセンター研修を受ける参加者13島原半島でじげもん 当JAが初めて開催 営農部は12月10日、雲仙市吾妻町内で災害防止説明会を開きました。畜産農家と接触する機会が多い畜産担当職員や営農指導員に安全・衛生の重要性を伝え、農家の指導に役立てます。島原労働基準監督署が講師となり、職員ら20人に説明を行いました。土井和喜産業安全専門官は、「労働災害のない安全な職場づくりが進めば、若い人の就農にもつながり、さらに半島農業の振興にもつながる」と話し、従業員の安全教育と事業主の安全対策の重要性を訴えました。「終活」に一歩踏み込み手伝いを 経済部は12月2日、本店で「第2回JA組合員のくらし支援事業研修会」を開きました。組合員の高齢化が進む中、これらの一歩踏み込んだ問題について、組合員と接する機会が多い生活指導員や支店の窓口担当者、LAなどを対象に実施しました。受講を希望する一般職員も含め50人が参加しました。税理士法人中央総合会計事務所所長代理の田丸裕子氏を講師に招き、参加者は、贈与税や終活の財産整理に役立つ書かないエンディングノートについての必要性や作り方など受講しました。労働事故災害を防ごう秋冬ダイコン本格化栽培体系をリレーしスムーズ、平準出荷を目指す 島原地区営農センター管内で、11月上旬から秋冬ダイコンの出荷が始まっています。5月末までに7,650㌧を出荷する計画です。島原市大手原町にある当JA大根洗浄選別施設では、約50人の作業員が1日あたり10万本を選果しています。収穫したダイコンは約500本入るコンテナに入れ、同施設に運ばれます。高圧洗浄機で洗浄して、手作業で確認し、1本1本センサーカメラで計測、選別し箱詰め、梱包まで進みます。書かないエンディングノートイチゴパッケージセンター選果開始労力不足の解消と高品質なイチゴの出荷に一役 東部基幹営農センターで、令和3年度産のイチゴの共同選果が始まっています。収穫とパック詰めを分業化し、農家の労働力不足を解消し、栽培面積の拡大と維持、新規就農者の育成を期待して導入しました。共同で行うことで意識が統一され、高品質なイチゴを出荷できるというメリットもあります。当センターの販売流通課の池田貴紀職員は、「選果、選別を徹底し、安心・安全なイチゴを消費者に届けたい。高品質なイチゴを出荷し、産地の維持・拡大を図りたい」と話しています。

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