おじいちゃんがくれた愛情
2020-12-03

雲仙市小浜町内で農業を営む吉原サエ子さんの畑で、ハートの形をしたサツマイモが見つかりました。10月22日に亡くなった義父の吉原仁さん(享年95)が生前、苗を定植し育てていたものです。仁さんは毎日、朝に夕に畑に出かけ、ダイコンやハクサイなどの手入れをすることが日課だったそうで、サツマイモも孫や親せきにおすそ分けすることを楽しみにしていましたが、自身の手で収穫することは叶いませんでした。面倒見がよく愛情にあふれていたという仁さんは近所でも人気者で、「掘り出したとき、おじいちゃんだ、と声が出てしまいました」と吉原さん。大きさは、直径が20~25㌢、重さは800㌘前後あり、今は玄関に飾って訪ねてくる人に見てもらっています。「多くの方に見てほしい。おじいちゃんの化身だと思うと、もったいなくて食べられません」と話しています。