郷土料理「イギリス」の作り方講習会を開催
2021-02-02

島原半島に伝わる郷土料理「イギリス」を継承しようと女性部有家支部はこのほど、有家支店でイギリス作り講習会を企画、実施しました。部員15人が参加しました。イギリスは、海藻のイギスソウを煮溶かしニンジン、焼いたアジやサバ、キクラゲ、豆腐、ピーナッツなどを加え固めたもので、島原半島では祝儀、不祝儀など人が集まる時に調理して食べる習わしがあります。名前の由来は、材料のイギスソウからきていると言われていますが諸説あります。

キャリアのある部員はことあるごとに作るものの、一方で作りかたを知らない部員も多いことから、伝え広めようと企画したものです。高齢の部員が講師となって、イギスソウの扱い方、調理法について説明しました。部員らは、「食べたことはあるが作ったことはない。各家庭によって味が違うとも言われているので、調理法をマスターし我が家の味にたどり着けるよう頑張りたい」と話しました。講師となった女性は、「うるち米の糠を使うところもイギリスの特徴。新米の糠を使うことが美味しく仕上げるコツ」などと伝授していました。