イチゴ2番果出荷開始
2021-02-08

東部基幹営農センター管内で、イチゴの2番果の出荷が始まっています。東部いちご部会が、4年連続20億円超えと、同部会初となる22億円突破を目標に出荷を続けています。

 今年度産の作付け割合は、「ゆめのか」28.49㌶、「恋みのり」9.27㌶などで、その他も含めた全体の面積は38.9㌶(前年比98%。「ゆめのか」を主体に、新品種「恋みのり」への品種転換も視野に入れています。「安全・安心・新鮮いちご」を合い言葉に安定生産、安定出荷に努めます。

 今年度産は、昨年6月から7月の育苗期に雨日が多かったことで、苗の充実不足がみられ小苗傾向となりました。台風等により定植が遅れた圃場もありましたが、定植後は順調に生育しました。1番果の出荷が始まった昨年11月上旬以降は、低温の影響もあって出荷量が伸びない時期もありましたが、1月下旬になり例年並みまで回復してきました。

 南島原市西有家町にある集荷場では、農家が持ち込んだイチゴの検査が続いています。営農指導課の森塚祐輝主任は、「現在は昨年のような出荷の山谷はなく、玉太りも良好で順調な出荷と言える」と話し、今後については、「葉ダニの発生が見られるので防除の徹底を呼び掛けたい。樹勢の維持を心掛け、肥培管理を行ってほしい」と話しています。