ナシ「豊水」出荷が始まる
2018-08-28

有家地区営農センター管内で8月3日からナシ「豊水」の出荷が始まりました。実止まりは良好ながら、雨不足での影響で小玉傾向の仕上がりとなっています。糖度は12度前後まで上がり、品質、食味は良好です。「豊水」の出荷は8月下旬までで、その後は「新高」という品種にリレー出荷します。

 南島原市有家町新切地区の藤原恭徳さん(45)は、「幸水」「豊水」「新高」など、約1㌶を栽培しています。今年の出来について藤原さんは、「何と言っても水不足が一番の問題。かん水を行っているが十分とは言えない。雨が降れば、玉もいくらか肥大するのではないか」と話しています。

 末吉英樹センター長は「今後は、台風襲来による果実の落下など風害が出ないことと、適度な降雨を期待している。市場と連携を取りながら、有利販売に努めたい。選果選別、検査を厳重に行い、高品質なナシを出荷したい」と話しています。