吾妻みそと高校生がコラボ
2018-11-29

長崎県立小浜高等学校の生徒が農産加工組合の「吾妻みそ」とコラボし、「おやつみそ飴菓子」を作りました。12月1日に同組合が雲仙市吾妻町内で開く「吾妻みそ感謝祭」の会場で販売する予定です。

 地域との協働による活動を通じ、特産品の6次産業化の提案や実践を行い、ふるさとへの愛着と誇り、ふるさとの将来を担う志・リーダーシップ、思考力、コミュニケーション力などを養う事が目的です。長崎県の「ふるさとの未来を担う高校生育成事業」の一環で、雲仙市を通じて同組合に協力依頼があったものです。

 高校生は、同組合の看板商品の「吾妻みそ」を原料とした、子どもでもおやつ感覚で食べられる食品を開発したいと提案し、同組合の松本真美組合長らとともに材料や作り方などを検討しました。

 同校の地元である雲仙市小浜町で水揚げされるイリコを使い、味噌、ダイズ、コーンフレークなどを混ぜ合わせて固めた「おこし」のような食品を作ることを決めました。つなぎには、マシュマロと水飴を使いました。

 一口大に切り分け、オブラートで包んだあと袋に入れラッピングして仕上げました。袋には、同校生が考案したオリジナルキャラクター「あづみさん」のシールを貼るなどして飾りました。約100袋を作り、一袋100円で販売する予定だ。山﨑愛友美さん(17)は、「オブラートで包む作業が難しかったが、予想以上の出来映えで良かった」などと話しました。

 松本組合長は、「生徒さんの熱意で、新しい感覚のおやつが完成した。感謝祭でも人気があると思う」と話しています。