「島農若葉の会」結成式
2019-10-01

長崎県立島原農業高校(前田達也校長、386人)が、みらい就農者育成プロジェクト「島農若葉の会」を結成し9月27日、同校内で結成式を行いました。同校が主催し、県、市、農業大学校、JAなどが協力。島原半島農業の未来を担う若者を応援していきます。

 会員は、卒業後に農業自営を希望する1~3年生の41人。島原半島の基幹産業である農業の振興を図るため、地域や学年間の連携を図りながら農業後継者としての意識を高め、「考動力」のある人材を育成することが目的です。会の名称は、島原農業高校の校名と「島原の農業」という言葉をかけ、さらに農業後継者である生徒を若葉にたとえ命名しました。

 同校によると主な活動は、①将来の農業自営に備え半島の農業関連業者や地域住民との交流、②先進的な農業の経営や技術の見聞、③地域の青年農業者との連携、④講義、見学、実習など実体験に基づいた技術や知識の習得、などとなっています。

 結成式で前田校長は、「就農を希望する生徒41人がスムーズに就農できるよう、本会の活動を充実し、しっかりサポートして育てていきたい。生徒が卒業後、ふるさとに残り、地元の活性化に取り組み半島農業が活性化することを望む」と挨拶しました。

 各学年の代表3人が、それぞれの将来について「地域の活動に積極的に参加したい」「失敗を恐れず、次に活かしていきたい」などと決意表明を行いました。出席者から祝いの言葉や激励を受け、農業科学科3年の本田憲正さん(17)が、「卒業後は農業大学校に進学後、就農する予定。島農若葉の会の皆さんとの絆を深め、半島農業のために力を発揮できるよう頑張りたい。今後も、ご支援、ご指導をお願いしたい」とお礼を述べました。