ハウスニラ2回目の刈り取り開始
2020-01-28

深江地区営農センター管内で、ハウスニラの2回目の刈り取りが始まっています。軽量で扱いやすく、管理作業も比較的容易なことから高齢の農家にも人気があります。同地区で栽培が盛んな、葉タバコと組み合わせる農家も多くいます。

 深江地区ニラ部会の部会員47人が8.3㌶で栽培しています。今年度産は昨年3月に播種して育苗。6月上旬から7月上旬にかけて株を定植しました。株の養生期に曇天、長雨が続き生育に遅れが見られました。昨年11月に、新芽をいったん刈り取る「全刈り」と呼ばれる作業を行い、その後は、35日前後経過した12月上旬から1回目の刈り取りが始まりました。株の状態にもよりますが、同じ株から4~5回の刈り取りが可能だということです。センターでは、1日当たり2万束(1束105㌘/1箱5㌔/400箱)を関東、関西方面へ出荷。5月上旬までに270㌧を出荷する計画です。

 同部会の末吉一則さん(64)は、南島原市布津町内で13㌃を栽培しています。末吉さんは葉タバコを主体に栽培していますが、ニラの導入について、「葉タバコと作業が重ならないことや、年をとっても続けられると思い10年前に栽培を始めた。価格も安定しているので、今後も続けていきたいと思う」と話しています。

 同センターの杉岡弘規職員は「現在は早い圃場では、2回目の刈り取りが始まったところで、ピークは3月になる予想。今後は、株の状態を見ながらハウス内の温度管理とかん水に気をつけるとともに、こまめな換気を行ってほしい」と話しました。