なんこういちご部会 2番果・3番果へ
2020-02-20

なんこういちご部会が出荷するイチゴが、2番果、3番果のシーズンを迎えています。出荷量1100万パック(1パック270g)、販売高では初めて36億円の大台を目指します。2月中旬までの同部会の出荷実績は、出荷量約374万パック、販売高は17億4000万円。1番果と2番果の間が端境期となり、出荷量が伸びない時期もありましたが、2月に入り持ち直してきました。

 4年前に新規導入した品種「恋みのり」は、多収、秀品率の高さ、作業効率の良さなどを理由に年々増え、令和元年度産では全体の5割以上を占めるまでに拡大し、出荷量、販売高に貢献しています。

 雲仙市国見町土黒の山中祐也さん(33)は、「恋みのり」60アールを栽培。平成29年に初めて試験栽培し、翌年は10㌃で栽培しました。令和元年産では一気に、60㌃全てを「恋みのり」に切り替えました。山中さんは、「収穫時期が5月上旬までと他の品種に比べると短い気もするが、自分の栽培体系には向いている。収量、品質とも手応えを感じている」と話しました。