ブロッコリー共同選別取扱要領を配布
2020-04-03

営農部は4月、ブロッコリー生産者向けに2020年産春ブロッコリーの広域共同選別取扱要領を配します。新型コロナウイルスの感染拡大が心配される中、同部は集会などを行わず各営農センターを通じて配布することを決めました。

 春作産は生産者151人が栽培に取り組んでいます。栽培面積は117.6㌶だった昨年春作産に比べ135.1㌶と15%の伸び。出荷量も106%の1338㌧を計画しています。現在ブロッコリーは端境期にあり、4月以降は順調な販売ができるのではないかと期待されています。

 一方、広く作付けを呼び掛けたことで面積、量とも増加傾向にあるものの、計画出荷、品質管理などの面で、営農指導の徹底が課題となってきました。3月27日、総合集荷場に管内の営農指導員、販売担当者らを集め今後について検討しました。①計画出荷、②適期収穫の徹底による品質管理、③出荷規格、品質基準の遵守、などを取り決め、写真とともにカラー刷りし同要領を作りました。

 ブロッコリーの作付け拡大を図る当JAは、総合集荷場での共同選別を充実し昨年5月、2018年度産の販売高で大台の10億を達成しています。本年2月には、ブロッコリーをセンサーで自動選別する機械を導入するなど、産地拡大に向けハード面、ソフト面の両面の充実を図っています。林和昭営農指導課長は、「農家、職員の意識の向上と情報の共有を図り、量、質ともに消費地にアピールできる産地を目指したい」と話しています。