南部基幹営農センターがイチゴの出荷協議会を開催
2014-11-20

当JA南部基幹営農センターで、間もなくイチゴの出荷が始まります。今年産の生育状況の確認と出荷計画、出荷要領等について協議しようと11月6日、生産者、JA全農ながさき、島原振興局、関係市場など約100人を集め、南島原市北有馬町内で平成26年産の出荷協議会を開きました。

 農家の高齢化等により作付面積の減少が心配される中、岩永昭治部会長ら大雲仙いちご部会は部会員数90人、作付面積20.73ヘクタールと前年と同じ人数、面積をキープして栽培しました。品種については、「さちのか」がやや減り「ゆめのか」が前年比199%の5.28ヘクタールと増えています。

 8月に雨天が続いたことから「たんそ病」の発生が心配されましたが、ごく一部の圃場で発生したものの、苗の確保に影響するほどではありませんでした。定植後は、度重なる台風通過も、生育に影響するほどの被害は見られず順調に生育しています。

 出荷要領については、鮮度保持、検査体制、精算方法など8項目について協議しました。とくに鮮度保持については、①収穫は果実温度が低い早朝に行う。②「収穫後ただちに予冷庫(3~5℃)で予冷し、パック詰め後に再度予冷する、などセンターの職員が説明しました。当JAの岩本猛常務は、「台風の被害がなく良かった。農政では、TPP問題を始め様々な課題があり心配される。本日の協議会を実り多いものにしていただき、高品質なイチゴを出荷して欲しい」と挨拶しました。