JA島原雲仙の農作物

島原にんじん

産地の特徴

島原市は、島原半島の北東部に位置し年間の平均気温が17.3度、降水量が2,026ミリ、日照時間が2,200時間という温暖な気候に恵まれています。土壌も肥沃で、市内中心部にある白土湖の湧水を利用して畑地潅漑が整備され人参と大根の輪作体系により安定した生産が行われています。

生産組織

名 称

JA島原雲仙 島原市にんじん部会

代表者名

部会長 坂本 守

栽培面積

147ヘクタール(春~冬)

年間出荷量

6,315t

生産者数

160人

販売取扱高

497,986千円

特徴

平成14年度に部会員全員が農薬や化学肥料の節減に取り組むエコファーマーの認定を受け、農薬散布回数の削減に取組む。
また、2,100筆の圃場の土壌分析に基づく生育改善と減肥の取組と併せ圃場ごとの生産管理履歴、防除履歴が確認できるシステムを確立して、販売先への情報開示を行い「第34回日本農業賞」の大賞を受賞しました。

《 歴史 》

長崎と人参の関係は古く、江戸時代後期、長崎での栽培記録が残っていて日本の西洋人参系の最初とされ長崎人参となり「黒田五寸や向陽二号」などの五寸人参の元となっています。

《 栄養豊富な根菜 》

にんじんは、根を食べる野菜の中では珍しく緑黄色野菜です。オレンジ色の色素はカロテン、体内でビタミンAに変わります。野菜の中でもカロテン含有量はトップクラスで、にんじんを約50グラム食べれば成人に一日に必要な量のビタミンAが補給できます。